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共通テスト数学対策:12週間で仕上げる学習計画

2026年8月7日1分で読めます
共通テスト数学対策:12週間で仕上げる学習計画

2026年1月の共通テストで、数学I・Aの全国平均点は100点満点中47.20点まで下がり、2022年以来の低水準となりました。出題内容は教科書の範囲を一歩も出ていません。平均点を動かしたのは、数学そのものではなく、その周りにあるすべてでした。長い問題文、見慣れない実生活の場面を題材にしたデータの分析、そしてスタートの遅れを容赦なく罰する70分の制限時間です。

この1つの数字に、共通テスト数学の性格が凝縮されています。正式には大学入学共通テストと呼ばれるこの試験は、概念的に深い内容を問うことはほとんどありませんが、部分点のないマークシート形式で、速く問うてきます。しかも問題冊子は、数式の羅列というより、数学を題材にした短編集のような読み物です。したがってその対策は、証明中心の二次試験の対策とは別のプロジェクトになります。本記事では、現行の出題形式、学習計画全体を左右する1つの戦略的決断、そして数学の力とスピードの両方を鍛える12週間のスケジュールを解説します。

2科目、それぞれ70分

2025年に新課程での実施が始まって以来、共通テストの数学は独立した70分の2科目で構成され、どちらも2日間の日程の2日目に行われます。次回は2027年1月16日・17日の実施で、数学の2科目はともに17日に課されます。

科目構成配点時間
数学I・A大問4題、すべて必答(30 + 30 + 20 + 20)100点70分
数学II・B・C必答問題3題(15 + 15 + 22)に加え、選択問題4題から3題(各16点)100点70分

解答はすべてマークシートで、数値の各桁を1つずつマークする記入方式です。電卓も公式集も使えず、部分点もありません。分子が合っていても分母を写し間違えれば、そのマーク欄は0点です。

平均点は、プレッシャーの在りかを教えてくれます。2026年は、数学II・B・Cの平均点が前年より上がって54.52点と落ち着いていた一方、数学I・Aは6点以上下がって47.20点でした(Kei-Netがまとめた公式平均点より)。より易しい数学で作られているはずの1科目めのほうが、いまや難しい試験になっています。

数学I・Aは今やすべて必答

2025年より前の形式では、数学I・Aの最後の大問には選択の余地がありました。その逃げ道はなくなり、大問4題すべてが必答問題です。数と式、集合と命題、二次関数、三角比を使う図形と計量、データの分析、場合の数と確率、図形の性質のどれもが出題されうるため、どこか1分野の弱点がそのまま失点に直結します。

特に敬意を払うべき分野が2つあります。1つめは図形と計量です。三角形、円、立体の中で正弦定理と余弦定理を使う問題で、失点の多くは公式のど忘れではなく、着目する三角形の選び間違いから生まれます。三角比が壊れた電卓の謎のボタンのように感じられるなら、三角法を直感的に理解する記事が相似な三角形から順に組み直してくれます。2つめはデータの分析です。現在は仮説検定の基礎を含み、スポーツの計測、アンケート結果、気象記録といった現実的な文脈の数段落に問題が包まれるのが通例です。数学自体は初歩的でも、読解はそうではありません。統計を直感的に理解する記事が、これらの問題が暗黙のうちに前提とする概念を扱っています。

A分野の確率の問題でも、報われる習慣は同じです。計算の前にモデルに名前を付けること。何を選んでいるのか、順序は関係するのか、標本空間は何かを書き出せば、確率を直感的に理解する記事で練習するとおり、数え上げはたいてい定型的な一手に収まります。

数学II・B・Cの選択という決断

数学II・B・Cは、数学IIの範囲からの必答問題3題で始まります。三角関数、指数関数・対数関数、そして整式の微分・積分で、微積分の大問は22点と、両科目を通じて単独では最大の配点です。その後に各16点の選択問題4題が続き、数列、統計的な推測、ベクトル、平面上の曲線と複素数平面から、ちょうど3題を選んで解答します。

この選択は、この試験が用意している唯一の本物の戦略的決断であり、1月の試験会場ではなく、何か月も前に済ませておくべきものです。判断材料は3つあります。志望大学は二次試験で何を課すか。2月に複素数平面が必要な理系の受験生は、共通テストでも複素数平面を練習するのが普通ですし、その後の試験が統計に寄っている受験生は統計的な推測で固められます。学校はどの分野を最も丁寧に教えてくれたか。中途半端にしか習っていない分野は、評判がどうであれ罠です。そして、実際にどの問題で点が取れるか。候補となる各問題を時間を計って2、3回解けば、これは実証的に決着します。

一度決めてしまえば、見返りは集中です。4分野ではなく3分野だけを学習すればよく、過去数年分の過去問が、それぞれの分野について密度の高い反復パターン集になってくれます。12月になってから選択を切り替えるのは、得られるものよりはるかに高くつきます。

本当の敵はスピード

何に負けたのかを受験生に尋ねると、定理の名前が返ってくることはめったにありません。共通テストの問題は長いのです。1つの大問が、解き方を議論する2人の生徒の会話で始まり、実生活の設定を経て、ようやく数値を問い始めることもあります。70分の制限時間、つまり50点あたりおよそ35分の中で、読み、抽出し、計算し続けることになり、1つの小問での立ち往生が、大問1つ分の余裕を静かに食いつぶします。

これには明示的な訓練で備えます。最後の1か月だけでなく、第1週から時間を計って演習セットを解いてください。飛ばして戻る反射も作りましょう。小問に1、2分以上抵抗されたら、印を付けて先へ進み、取れる点を確保してから戻ります。後の小問は、あなたの出せなかった答えではなく、問題文で与えられた結果から続くことが多いからです。そして、電卓なしの計算練習を毎日行います。分数、根号、三角比の値を、手で、速く、正確に。短い毎日のドリルは、たまの長時間セッションよりはるかに確実にこれらの技能を保ちます。これはまさに数学練習における間隔反復の記事で説明しているパターンです。

マークシートは情報である

数値の各桁をマークする形式には、利用する価値のある癖があります。解答用紙は、解く前からすべての答えの形を見せてくれるのです。マーク欄が2桁の分子と1桁の分母を示していれば、探すべき数の種類は最初からわかりますし、欄に収まらない結果は定義上誤りです。この解答欄の型を、無料の検算装置として扱ってください。

この形式は、転記の規律も要求します。計算用紙で計算し、値が欄に収まることを確かめてから、マークする。下書きと解答用紙の間の慌ただしい転記は、準備のできた受験生が点を落とす最も多いパターンの1つです。二次試験と違って、途中の考えを汲んでミスの背後にある発想に点をくれる採点者はいません。

計画の前に診断する

12週間の計画を始める前に、各科目の最近の過去問を1回分、未準備のまま解きます。70分、電卓なし、数値記入形式での解答です。点数より誤りの地図が重要です。失点をすべて5種類に分類してください。概念の欠落、方法の欠落、計算ミス、読解と時間の問題、転記ミスです。

種類ごとに処方は異なります。概念の欠落には説明と簡単な例。方法の欠落には模範解答を白紙から再現する練習。計算ミスには毎日の手計算ドリル。時間の問題には時間を計った混合セットと、練習された飛ばして戻る手順。転記ミスには決まったマークの手順。過去問を重ねるだけではどれも治りません。過去問は弱点を明らかにし、集中した学習が弱点を修復します。

12週間の学習計画

2週間のブロックを5つ進め、その後2週間を通し演習に使います。毎回の学習では電卓を手の届かない場所に置き、最後の10分は以前のブロックからの短い混合セットに確保して、何も減衰させないようにします。

第1〜2週:数学I・Aの2本柱。 平方完成、場合分け、文字係数の問題まで含めた二次関数と、正弦定理・余弦定理を使う図形と計量。この2つが30点の大問であり、1科目めの土台です。

第3〜4週:確率、データの分析、図形。 モデルを書き出して解く場合の数と確率、条件付き確率、図形の性質、そして箱ひげ図、散布図、相関、仮説検定を含むデータの分析。長い設定文を、集中を切らさずに読む練習をします。

第5〜6週:数学IIの中核。 三角関数、指数関数・対数関数、整式の微分・積分で、面積と接線に重点を置きます。このブロックが2科目めの必答52点を支えます。

第7〜8週:自分の選択3分野。 選んだ各分野を、実際の過去問のまさにその大問で数年分さかのぼって解きます。パターンは繰り返されます。見覚えがある程度ではなく、手になじむまで解いてください。

第9〜10週:スピードと形式。 毎日の短い電卓なしドリル、すべての演習を数値記入形式で解答、そして飛ばして戻る判断を意識的に行う科目1回分の時間つきセットです。

第11〜12週:通し演習。 両科目の完全な時間つき過去問演習を行い、本番の2日目に向けたスタミナ作りとして、少なくとも1日は2科目を連続で解きます。各回は解答にかかった時間以上を復習に使い、失点した大問を白紙から解き直し、その後はルーティンを固定します。最後の数日に新しい単元は扱いません。

70分×2本を走りきる当日の時間配分

数学I・Aでは、30点の大問に各18〜20分、20点の大問に各13〜15分をあて、戻りとマークの確認のために5分のバッファを残すのが現実的な予算です。数学II・B・Cでは、必答ブロックに約35分をあて、その中で微積分の大問に最大の割合を割き、その後は選択問題1題あたりおよそ10〜11分です。

バッファはおまけではなく計画の一部として扱ってください。印を付けた小問に戻り、マークしたすべての欄が解答欄の型に合っているかを確かめ、最後に解いた大問の転記を確認します。2科目の間では完全に切り替えます。1科目めの採点はもう終わっており、その難しさを2科目めに持ち込むのは純粋な損失です。

まとめ

共通テスト数学は、教科書の数学で作られたスピード試験です。70分の科目が2つ、1科目めは必答の大問4題、2科目めには4題から3題を選ぶ選択の決断、部分点のない数値記入方式、そして電卓は一切なし。準備もそれに合わせてください。選択問題を早めに固定し、数学I・Aの柱と数学IIの中核を集中ブロックで鍛え、毎日手で計算し、本番の時間配分での通し演習で仕上げます。規律ある12週間があれば、出会う問題すべての形を知ったうえで、知っていることを解ききるスピードとともに、2日目の試験会場に入れます。

よくある質問

共通テストの数学の試験時間はどのくらいですか?
数学は独立した2科目に分かれ、それぞれ70分・100点満点です。数学I・Aと数学II・B・Cで、どちらも2日間の日程の2日目に、間に休憩を挟んで実施されます。両科目とも70分という試験時間は、2025年に新課程の出題形式が導入されて以来のものです。
共通テストの数学では何が出題されますか?
数学I・Aでは、数と式、集合と命題、二次関数、三角比を使う図形と計量、データの分析、場合の数と確率、図形の性質が出題されます。数学II・B・Cではこれに三角関数、指数関数・対数関数、微分・積分が加わり、さらに数列、統計的な推測、ベクトル、平面上の曲線と複素数平面からなる選択問題が課されます。
共通テストの数学で電卓は使えますか?
使えません。どちらの数学の科目でも電卓の使用は認められていません。分数の計算から平方根、三角比の値まで、すべての計算を手で行う必要があります。だからこそ、暗算と手計算のスピードは、この試験で最も投資対効果の高い訓練対象の1つです。
数学II・B・Cの選択問題とは何ですか?
各16点の選択問題4題として、数列、統計的な推測、ベクトル、平面上の曲線と複素数平面が出題され、このうちちょうど3題に解答します。最善の方法は、志望大学が二次試験で課す内容に基づいて何か月も前に3題を固定し、その3分野だけを練習することです。
共通テストの数学はどう採点されますか?
各科目100点、合計200点で、数値の各桁をマークシートに記入する方式です。部分点はなく、それぞれのマーク欄は正解か不正解かのどちらかです。その後、各大学が独自の配点方式で科目に重みを付けるため、同じ点数でも学部によって価値が変わります。
共通テストの数学はどのくらい難しいですか?
2026年1月の実施では、数学I・Aの全国平均点は100点満点中47.20点と2022年以来の低水準で、数学II・B・Cの平均点は54.52点でした。数学自体は教科書の範囲にとどまりますが、難しさは長い問題文、見慣れない実生活の設定、そして科目ごとの厳しい70分の制限時間から生まれます。

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