順列と組み合わせ:順序で数が変わる理由

5人がプロジェクトに志願しました。リーダーと副リーダーが必要です。リーダーは5通り、その後の副リーダーは4通りなので、割り当ては20通りです。
一文だけ変え、役割の区別がない2人委員会が必要だとします。同じ5人からできる委員会は10組です。人は変わっていません。変わったのは、何を一つの結果とするかです。
順列と組み合わせは、すべてを列挙せずに結果を数える方法です。結果にどの情報を残すかを決めれば、公式の意味が分かります。まずその判断を作り、次に記法を導きます。
公式ではなく位置から始める
リーダーと副リーダーと書かれた空欄を想像してください。最初は5人から選べ、埋めると2番目には4人が残ります。最初の選択それぞれに4通りの続きがあります。
これが積の法則です。ある段階の各選択肢に同数の続きがあれば、各段階の数を掛けます。5本の枝がそれぞれ4本に分かれる樹形図としても考えられます。
位置の名前が重要です。リーダーがアレックス、副リーダーがベアの場合と、その逆は別の結果です。同じ人でも位置が違います。これが順序付きの選択、つまり順列です。
委員会には名前付きの位置がありません。アレックス、ベアとベア、アレックスは同じ組です。20通りを使えば、各組を2回数えています。
交換テストで順序が重要か分かる
選んだ2要素を交換すると、別の結果になるか? と問います。
競走の表彰台なら、金と銀は違う結果なので答えは「はい」です。ピザのトッピングなら通常は「いいえ」で、マッシュルームとオリーブは順番を逆にしても同じ選択です。
判断するのは名詞ではなくモデルです。同じ本でも、買う3冊を選ぶなら順序を無視し、棚に3冊を並べるなら順序を記録します。「本」という語だけでは公式は決まりません。
計算前に結果の例を書きます。「リーダーはアレックス、副リーダーはベア」には役割があります。「アレックスとベアを含む組」にはありません。この一手は公式集の暗記より多くの誤りを防ぎます。
| 状況 | 結果が記録するもの | モデル |
|---|---|---|
| 金・銀・銅を授与 | 各順位の人 | 順序あり、重複なし |
| 委員を3人選ぶ | 所属する人だけ | 順序なし、重複なし |
| 4桁コードを作る | 各位置の数字 | 順序あり、重複可の場合あり |
| アイスを数スクープ選ぶ | 各味の個数 | 順序なし、重複可の場合あり |
最後の2行では重複の可否も確認します。順序だけで決めないでください。
階乗は完全な並べ方を数える
異なる4冊を一列に並べます。最初は4通り、次は3通り、その次は2通り、最後は1通りです。
感嘆符は階乗を表し、数を一つずつ減らして掛ける積の略です。非負整数について、階乗は異なる個すべての並べ方を数えます。
なぜなのでしょうか。何も並べない方法は空の並び1通りです。また、この値ならも一貫します。
階乗を累乗や反復加算と混同しないでください。4の階乗は24、4の4乗は256です。階乗では要素を再利用できず選択肢が減りますが、累乗では選択肢が一定です。
順列は積を途中で止める
7人の走者から同着なしで上位3人だけを考えます。1位は7通り、2位は6通り、3位は5通りです。
残る4人の順位は問いません。1まで掛けると別の問いへの答えになります。
重複なしで個の順序付き位置を、異なる個の要素から埋めるとき:
分母が階乗の未使用部分を消します。走者の例では7の階乗を4の階乗で割ると、7掛ける6掛ける5だけが残ります。
この公式はで、候補が異なる要素であることを前提とします。条件が違えば、無理に代入せず空欄の考え方へ戻ります。
組み合わせは重複した並べ方を除く
7人から委員を3人選びます。順序付きでは210通りですが、同じ3人の異なる並びを別の答えとして数えています。
アレックス、ベア、チェンの3人は、ABC、ACB、BAC、BCA、CAB、CBAの6順に並べられます。なので、各3人組は順序付きの数に6回現れます。
重複した並びの数で割ります。
一般には:
これは「n個からr個を選ぶ」と読みます。最初の割り算で未使用要素を除き、次の割り算で区別しない順序を除きます。
という対称性もあります。参加する3人を選べば、参加しない4人も決まります。二つの表現は同じ判断を指します。
重複があると問いも変わる
4桁コードでは、先頭も含め各位置で0から9を使え、数字の重複も許すとします。各欄は10通りです。
重複不可なら:
「コード」ではなく「4桁の数」なら、通常は先頭の0を除きます。重複可なら:
よく似た三つの文でも答えは三つです。公式が不確かなのではなく、制約が変わりました。
同じ味を複数選ぶアイスのような、重複を許す順序なしの選択には別の方法が必要です。通常の組み合わせは各要素を一度までしか選べない前提です。慣れた公式が使えないと見抜くことも正しい第一歩です。
この順序で判断する
計算前に、完成した結果を一つ書きます。次に、順序や役割で結果を区別するか、要素を繰り返せるか、特定位置に特別な制約があるかを確認します。
答えを見る前に三問を解いてください。
- 6人から、兼任なしで議長と書記を選ぶ。
- 同じ6人から、対等な代表者を2人選ぶ。
- 4種類の記号を使い、重複可で3文字コードを作る。
1問目は通りです。2問目はそれをで割り、15組です。3問目は各位置で4記号すべてを使えるため通りです。
数より説明が重要です。なぜ一方は2で割り、他方は割らないかを説明できれば、違いを理解しています。
数え上げは確率の土台
同様に確からしい結果を正しく数えれば、望ましい結果と全結果を比べて確率を求められます。次は確率を直感的に理解するガイドで扱います。誕生日のパラドックスでは、適切な数え方が意外な結果を扱いやすくします。
今は、一つの結果を定義し、位置があれば描き、各因子を説明することに集中します。次の応用にはMath Zenの確率練習を使い、記号が考え方を隠し始めたら小さな例へ戻ってください。
順列は並びを残し、組み合わせは所属だけを残します。階乗で割るのは、同じ組を再び数えずに並びの情報を忘れる操作です。
よくある質問
- 順列と組み合わせの違いは何ですか?
- 順列は順序や異なる位置への割り当てを記録します。組み合わせは選ばれた要素だけを記録します。5人からリーダーと副リーダーを選ぶと20通りですが、2人の委員会を選ぶと10組です。
- 順序が重要かどうかはどう見分けますか?
- 選んだ2要素を入れ替えてください。結果が変われば順序は重要です。リーダーと副リーダーを入れ替えると役割は変わりますが、委員を挙げる順番を変えても委員会は変わりません。
- 組み合わせではなぜrの階乗で割るのですか?
- 順序付きの数え方では、各グループをr個の異なる要素の並べ方ごとに1回ずつ数えます。その並べ方はrの階乗通りあるため、割ることで重複を除きます。この説明は重複なしの選択を前提とします。
- 重複が許される場合はどうなりますか?
- r個の順序付き位置で毎回n通りから選べるなら、総数はnのr乗です。重複を許す順序なしの選択は別のモデルで、通常のnCr公式は使いません。
- なぜ0の階乗は1なのですか?
- 何も並べない方法は、空の並びを残す1通りだけです。0の階乗を1とすると、1の階乗における階乗の漸化式も一貫します。


