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絶対値方程式:距離として考えて解く

2026年9月22日2分で読めます
絶対値方程式:距離として考えて解く

x|x|を囲む二本の縦線は、暗記すべき新たな指示のように見えがちです。代わりに、これは「この数は0からどれだけ離れているか」という問いだと読んでみましょう。

5は0から5歩離れています。-5も反対方向にあるだけで、0から5歩離れています。だから5=5|5| = 5であり、5=5|-5| = 5です。絶対値は距離を残し、方向を取り除きます。

この図が見えれば、絶対値方程式を解くことは、指定された距離にある位置を探すことになります。よく使う二つの場合分けは、代数に後付けされた小技ではなく、数直線から自然に生じます。

距離は0になれるが、負にはなれない

絶対値の結果は非負です。「非負」という点が重要です。0は許されるので、絶対値は常に数を正にするという説明は厳密には誤りです。

実数xxに対する定義は次のとおりです。

x={xx0xx<0|x| = \begin{cases}x & x \geq 0 \\ -x & x < 0\end{cases}

二行目は答えが負になるという意味ではありません。x=7x = -7なら、x=(7)=7-x = -(-7) = 7です。マイナス記号は、すでに負である数の方向を反転させます。この反転については負の数のガイドで詳しく説明しています。

絶対値を適用する前に、縦線の内側の式を計算します。

38=5=5|3 - 8| = |-5| = 5

一般に、引き算の各項へ絶対値記号を分配することはできません。ここで38=5|3| - |8| = -5となり、元の値とは異なります。縦線は一つの完全な式を囲み、その式全体の値が距離になります。

なぜ二つの答えが現れるのか

次の式を考えます。

x=6|x| = 6

0から6単位離れた点はどこでしょうか。x=6x = 6x=6x = -6の二つです。どちらも方程式を満たし、一方だけがより正しいということはありません。

今度は基準点を移します。

x4=6|x - 4| = 6

x4x - 4は、xxと4の符号付きの差を表します。その絶対値は二点間の距離です。4から右へ6単位、または左へ6単位進みます。

x=4+6=10またはx=46=2x = 4 + 6 = 10 \quad \text{または} \quad x = 4 - 6 = -2

直接代入すると、104=6|10 - 4| = 624=6|-2 - 4| = 6の両方が成り立ちます。

基準点が正である必要はありません。x+3=2|x + 3| = 2では、内側をx(3)x - (-3)と考えます。中心は-3なので、解は-1と-5です。

場合分けの前に絶対値を孤立させる

正の定数ccに対する基本規則は次のとおりです。

A=cA=c  または  A=c|A| = c \quad \Longleftrightarrow \quad A = c \;\text{または}\; A = -c

ここでAAは縦線の内側にある式全体を表します。この規則を使う前に、通常の代数と同じ、等式を保つ演算で絶対値を孤立させます。

次の例を解きます。

32x1+4=253|2x - 1| + 4 = 25

4を引きます。

32x1=213|2x - 1| = 21

3で割ります。

2x1=7|2x - 1| = 7

ここで二つの方程式に分けます。

2x1=7または2x1=72x - 1 = 7 \quad \text{または} \quad 2x - 1 = -7

一つ目から2x=82x = 8となるので、x=4x = 4です。二つ目から2x=62x = -6となるので、x=3x = -3です。

元の方程式で検算すると、381+4=253|8 - 1| + 4 = 25361+4=253|-6 - 1| + 4 = 25になります。どちらも成り立ちます。

元の方程式で25を単に-25へ変えて場合分けしてはいけません。絶対値の規則で符号を変えるのは、孤立させた距離であり、問題に含まれるすべての項ではありません。Paul's Online Math Notesでも、この方程式を扱う際に孤立と検算の重要性を強調しています。

さらに計算する前に解なしを確認する

次の方程式を考えます。

2x+1+5=12|x + 1| + 5 = 1

5を引いて2で割ると、次の式になります。

x+1=2|x + 1| = -2

ここで止めます。負の2という距離を持つ実数はありません。x+1=2x + 1 = -2x+1=2x + 1 = 2に分けると、別の問いに対する答えを作り出してしまいます。

0は別の場合です。

3x9=0|3x - 9| = 0

内側は0でなければならないので、3x9=03x - 9 = 0、したがってx=3x = 3です。正の0と負の0を書いても、同じ答えを二度得るだけです。

定数でない一次式の絶対値を孤立させた場合、右辺の定数が正なら解は二つ、0なら一つ、負ならありません。この近道をあらゆる絶対値方程式に広げてはいけません。内側が二次式の場合も、右辺に変数がある場合もあります。

右辺に変数があるときは符号を確認する

次を解きます。

x2=2x+1|x - 2| = 2x + 1

左辺は負にならないので、解は2x+102x + 1 \geq 0、つまりx12x \geq -\frac{1}{2}を満たす必要があります。

候補となる二つの方程式を使います。

x2=2x+1またはx2=(2x+1)x - 2 = 2x + 1 \quad \text{または} \quad x - 2 = -(2x + 1)

一つ目からx=3x = -3を得ますが、これは符号の条件を満たしません。元の方程式で検算すると問題が見えます。左辺は5、右辺は-5です。

二つ目から3x=13x = 1となるので、x=13x = \frac{1}{3}です。代入すると両辺が53\frac{5}{3}になります。これが唯一の解です。

ある演算によって元の方程式を満たさない候補が生じうるとき、検算は特に役立ちます。両辺を2乗する操作でも同じことが起こります。正の右辺と負の右辺の違いを消してしまうからです。

二つの絶対値は二つの距離を比べる

両辺に縦線がある方程式でも、簡単に解けることがあります。

x1=x+5|x - 1| = |x + 5|

これは1と-5から等しい距離にある点を尋ねています。数直線上では二点の中点であるx=2x = -2です。

代数でも同じ答えに至ります。絶対値が等しいなら、内側は等しいか、互いに反対です。

x1=x+5またはx1=(x+5)x - 1 = x + 5 \quad \text{または} \quad x - 1 = -(x + 5)

一つ目は1=5-1 = 5となるので解はありません。二つ目は2x=42x = -4となり、x=2x = -2を得ます。各基準点からの距離は3です。

これはx1+x+5=10|x - 1| + |x + 5| = 10のように和を含む方程式とは異なります。一度の二つの場合分けで、すべての縦線を外すことはできません。この種の問題では通常、それぞれの内側の符号が変わる点を境に区間を分けます。

グラフを見ると解の個数がわかる

y=xy = |x|のグラフはV字形です。0の右側ではy=xy = xに従い、左側ではy=xy = -xに従います。V字の先端を頂点と呼びます。

y=x4y = |x - 4|では、頂点が(4,0)(4, 0)へ移動します。x4=6|x - 4| = 6を解くことは、このV字と水平線y=6y = 6の交点を探すことです。交点はx=2x = -2x=10x = 10の二つあります。

0の高さにある水平線は頂点に一度だけ触れます。0より下の水平線はグラフとまったく交わりません。解が二つ、一つ、または0個になる形が、そのまま図に表れています。

等号を不等号に変えると、交点だけでなく領域を求める問いになります。たとえばx4<6|x - 4| < 6は4からの距離が6未満という意味なので、2<x<10-2 < x < 10です。この次の段階は不等式のガイドで詳しく扱っています。

短い解法ルーティン

まず縦線の内側にある数値部分を計算します。次に一つの絶対値を孤立させ、もう一方の辺の符号を調べ、その符号が許す場合だけ二つに分けます。それぞれを解き、すべての候補を元の方程式に代入します。

Math Zenの代数トピックには絶対値も含まれているので、そこでこの手順を練習できます。二つの場合の規則を使う前に、距離の図から始めましょう。基準点がどこにあり、方程式がどの距離を求めているかを説明できれば、代数が行うべき仕事も明確になります。

よくある質問

絶対値とは何ですか?
実数の絶対値とは、数直線上でその数から0までの距離です。距離は負にならないので、5も-5も絶対値は5です。0の絶対値は0です。
絶対値方程式の解は常に二つありますか?
いいえ。たとえば |x| = 5 の解は二つ、|x| = 0 の解は一つ、|x| = -5 の解はありません。絶対値の内側や外側にもっと複雑な式があれば、解の個数はほかの場合もあります。
なぜ最初に絶対値を孤立させる必要があるのですか?
二つの場合に分ける規則は、孤立した一組の絶対値記号の内側にある式に適用します。2|x - 3| + 1 = 9 では、まず1を引き、2で割って |x - 3| = 4 とします。その後で初めて x - 3 = 4 または x - 3 = -4 と書けます。

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